a 金がないので、少し貸してやった
b 雨が降っているので、旅行するのを止める
c 用事があるので、どこへも遊びにいけない
d 危ないので、気をつけなさい
問5 ②「また」の使い方と同じものをa ~dの中から一つ選びなさい。
a 彼は科学者であり、また詩人でもあります。
b どうぞまた来てください。
c 今度の試験もまた失敗しました。
d 昨日読んだ新聞をまた読んでいます。
問6 ③「その」は何を指すか、最も適当なものをa ~dの中から一つ選びなさい。
a はしの使い方
b はしの正しい使い方
c はしの正しくない使い方
d 食事をする時の姿勢
問7 この文章の内容と合うものはどれか、a ~eの中から一つ選びなさい。
a はしを使う手でちゃわんを持ってはいけない。
b 和食の場合、こしかけて食べることがすくない。
c 日本ではうどんやそばを音を立てて食べたほうがいい。
d きらいな食べ物があるときは、食べたほうがいい。
e 食器に顔を近づけてはいけないので、ちゃわんを持って食べるのもよくない。
(2)
におう色
伊藤海彦
春という季節を思うとき、まずどんな色彩を感じるかと人に尋ねると、誰もがきまって一瞬口ごもる。寒い土地はむろんのこと、暖かい土地でも冬が終わって春ともなれば、あたりはいっせいに生気(せいき)をはらんで色づいてくるはずなのに、ぴたりとあてはまる色彩が浮かんでこないのだ。しばし考えた末、薄紅(うすべに)とか桃色とかに落ち着く。日本のなるを代表する桜が意識の底のあるからだろうか。確かに、桃やあんずなど同色系統の花が春を鮮(あざ)やかにいろどるのも事実だが、待ちかねた春の到来をいち早く告げる花には、マンサク、サンシュユ、キブシなど黄色のものが多い。一つの季節をある色彩でいえということ自体無理なのだろうか。
私たちは国では、古くから「におう」と言う言葉を嗅覚(きゅうかく)だけでなく色彩の表現に使っている。「におう」とは、つややかで美しい、ほんのりしているといった意味である。刀(かたな)の刃(は)と地膚(じはだ)との境(さかい)、霧のように煙(けむ)っている部分も「におい」というし、染色で上部の濃い色から下部へと淡(あわ)くぼかす手法も「におい」という。私たちは、色彩をただいろとしてみるだけでなく、それを味わい、嗅ぎ、ときとして聴き取ることさえある。
春の色彩は、桃色であろうと薄紅であろうと、そういう考え方からすると一様「におう」ものといえるかもしれない。冬が立ち去った安堵(あんど)と陶然(とうぜん)とした気分の中に包まれる、ぼんやりととらえがたい抽象的なもの。陽炎(かげろう)の幻覚に消えてゆく束のまの情感。それが春という季節からう取る本質的な声なのだから。
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